民主主義 democracy 2004 6 23
やっと、「アメリカらしさ」が戻ってきた感じがします。
アメリカ本来の民主主義が復活しつつあると感じています。
昨年のアメリカは、どうだったか。
まるで「病気」の状態でした。
日本経済新聞社のNIKKEI NET http://www.nikkei.co.jp/ から。
【ロサンゼルス18日共同】
ブッシュ米大統領の最後通告で、対イラク攻撃が不可避の情勢となった米国の芸能界で、
政権批判を自粛するムードが急速に広がっている。
1950年代に、映画関係者が芸能界を追放された「赤狩り」の再来を懸念する声も出始め、
「非国民」と非難されるのを恐れた芸能人は政治的発言を控えている。
自粛ムードに拍車を掛けたのは、
人気カントリー音楽グループ、ディクシー・チックスのブッシュ氏批判。
リーダーのメインズさんが、今月10日のロンドン公演で、
国際社会から孤立しつつある米国を心配し、「大統領を恥ずかしく思う」と発言したのがきっかけだ。
大統領を支持するファンらが、「非国民」と非難。
「欧州の反米感情に驚かされた」と釈明したものの、
一部のラジオ局は、CDの不買や廃棄を呼び掛け、グループの活動を排除する騒ぎに。
このため、メインズさんは、14日、「大統領への敬意を欠いていた」と謝罪した。
ハリウッドでは、反戦活動をする俳優に、テレビ局や映画会社が行動自粛を促すケースが目立ち、
「赤狩り」の再来につながると映画俳優組合が警戒を強めている。
人気俳優ニコラス・ケイジさんは、
「(赤狩り時代のような)芸能人追放のブラックリストが作られる危険はないと信じている」としながらも、
「米国では、誰もが、自由に自分の意見を言っていいはずだ」と語った。